肥大した自尊心に謙虚(けんきょ)さを与え、それを適切な大きさに調整しなければならない。
そのためには、自分自身の無力さを理解することである。
無力さを理解することによって、人は自尊心に謙虚さを与えることが出来るのだ。
大抵の人は、自分自身が正しいと思っている。
低姿勢な人も、謙虚さよりも自尊心の方が勝(まさ)っている。
目の前の状況に対して、謙虚に対応することが出来れば、それは心を汚す問題とはならないだろう。
多くの低姿勢な人も、目の前の状況に対して心を汚している。
それは、謙虚さよりも自尊心が勝っていることを示しているのである。