光の天秤 -自叙伝-
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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。
2018年6月16日土曜日
追憶 2078
わたしには、彼女の意識を"ここ"へ引き戻す必要があった。
そこで、更に言葉を重ねた。
"いじめも暴力も、殺人や戦争も、この世界では許されていますよ"
わたしの言葉に彼女の顔色が変わった。
ようやく、戻って来てくれたようである。
彼女の心の中には、既に否定が芽生えていた。
それは、わたしの言葉に対する反射であったのだろう。
彼女は、わたしの言葉を受け入れることが出来なかったのである。
それは、彼女の正義感が強過ぎるためであった。
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