天が閉じると、わたしと力無く横たわる大蛇が残された。
大男との戦いによって、大蛇は傷付き弱っているようである。
しかしながら、わたしが大蛇に対して"光"を送ることは無かった。
わたしには、大蛇を見守ることしか出来なかったのである。
しばらくすると、大蛇が重たそうに鎌首をもたげた。
そして、力無く話し始めた。
大蛇の話によると、大蛇はこの土地に古くから住む神であるそうだ。
そして、大男は後にやって来た神である。
それは、人によって持ち込まれた神であるということであった。
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