わたしを改めさせたのは、苦しみであったのだ。
苦しみによって、わたしの心は以前よりも清くされたとしか思えないのである。
他に思い当たるところは無い。
どのような知識や方法も、わたしを改めさせることは無かった。
親や教育でさえ、わたしの心には無意味であったのだ。
ただ、苦しみだけがわたしを救ったのである。
多くの人は、不自然な状態に陥っている。
しかしながら、そのことを知らない。
なぜなら、自分を救ってくれる苦しみを否定し、自分を堕落させる快楽に従おうとするのだから、不自然なのである。