このブログについて

自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2018年2月26日月曜日

追憶 1968

老女も、それと同じ矛盾を抱えていた。
老女がわたしを必要とするのは、わたしを愛しているからではない。
老女は、わたしから出る力によって、不安や心配を取り除いて欲しいと思っているのである。
そのような関係が、老女を幸福にすることはない。
わたしは、頼まれたことを頼まれたように実現することは出来ない。
なぜなら、わたしを働かせる霊的な存在が、それを望んではいないからだ。
自分勝手に相手の望みを叶えているのであれば、互いに傲慢(ごうまん)を増してしまう。
人生は、思い通りにならない方が良いのである。
"神"を信用することも出来ない人間の考えなどは、残念ながらろくなものではない。
傾いた土台に建てた家は、不幸を招くのである。




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