このブログについて

自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2018年2月27日火曜日

追憶 1969

老女も、大勢の人と同じように、わたしに様々な要求をしてきた。
自らの抱える問題を解決して欲しいのである。
気持ちは分かるが、方法としては間違えている。
それは、病気を治すのに、薬を飲むようなことである。
多くの人は薬を飲むことで病気を治すことができると考えているだろう。
それは、そのように見えるために、そう思うのは仕方のないことであろう。
これは、手品のようなもので、掌(てのひら)のコインは消えたように見えるが、実際には消えてはいないことと同じである。
病気は治ったように見えるが、症状が隠されているに過ぎない。
薬で病気が治るのであれば、新薬を開発する必要もなく、病気や病人は減り続けているはずである。
医学は進歩などしてはいない。
医学が進歩していると主張するのであれば、残念ながら、現代の医学自体が欠陥品であるということになるだろう。
もちろん、現代の病気は医学だけの責任ではない。
現代の生活環境は、そもそもが病気を引き起こすような仕組みなのである。

0 件のコメント:

コメントを投稿