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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2017年11月26日日曜日

追憶 1876

思考の停止に陥(おちい)らないためには、知識の循環を怠(おこた)らないことであろう。
それは、呼吸することに似ている。
古い空気をいつまでも肺の中にとどめておく訳にはいかない。
必要な要素を体内に取り込めば、残りは吐き出さなければならないのである。
そして、再び新しい空気を吸い込む。
それは、必要なものが全体の一部に過ぎないからだ。
この世界には無駄は存在しないが、自分だけで世界を考えることは出来ない。
自分にとって無駄に思えるものであったとしても、自分以外の存在にとっては必要であるからだ。
不要とされ、吐き出された空気は、植物の役に立つかも知れないのである。
あなたが無駄に思える知識を得ても、それを活用することの出来る状況は少ないかも知れない。
しかしながら、それは、誰かの役に立つ知識であるかも知れないのである。

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