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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2017年11月12日日曜日

追憶 1862

店の扉を開くと、扉にぶら下げてある小さな鐘が心地好く鳴った。
それと同時にどこからか友人の快活な挨拶が響いた。
声は店の奥から聞こえているらしい。
柱の陰から顔を覗かせた友人がわたしを認めた。
友人は先日の義母の葬儀のお礼を口にした。
わたしは言葉を返しながら、同時に店の状況を確認していた。
幸いなことに他の客はおらず、忙しそうな気配もない。
話をするには最良の状況だと思えたのである。

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