わたしの幸福の形と、他者の幸福の形が同じであるとは思っていないが、わたしの辿って来た幸福の道のりは、他の人とさほど変わりないものであろう。
	わたしも、以前は無知を喜んでいた。
	よく、昔を幸福だと語る人がいるが、以前のわたしならその考えに共感することも出来たかも知れないが、今のわたしには過去を幸福だとはどうしても思えないのである。
	過去にも楽しいことはあっただろうが、当時は楽しいことも、今では退屈と思えるのである。
	わたしには、今よりも優れた過去など存在しないと思えるのだ。
	昔を幸福だとは思っている人は、残念ながら思考が停止しているのであろう。
	
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