二人は子どものように無邪気に”お”話をしていた。
	
	
	
	そして、その声も子どものそれであった。
	わたしは何だか楽しくなってきた。
	それは、二人が楽しそうに会話をしていたからである。
	そこで、二人の会話の内容を詳しく知りたくなった。
	わたしはラジオの周波数を合わせるような感覚で、二人の会話に聞き耳を立てた。
	A「ねぇ…殺そうよ」
	B「美味しそうだね」
	A「ねぇ、転(こか)そうよ」
	B「もう少し様子を見ようよ」
	A「ねぇ、殺そうよ」
	二人はこのように繰り返していた。
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