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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2016年4月9日土曜日

追憶 1307


”手紙を書きなさい”

わたしは言葉を受けた。
その言葉に従って、二人に手紙を書くことを提案した。
冷静な話し合いのためには、手紙という方法が最善であったのだろう。
手紙であれば、感情の干渉も少なく、比較的に素直な気持ちを伝えることができる。
受け取る側も多少なりとも冷静さを保つことができるし、何度も読み返すことによって頑(かたく)なになった心も緩むであろう。
手紙を書くということは、闘鶏の檻に仕切りを入れるようなものである。
相手が直接的に見えなくなれば、闘鶏は闘うことをやめる。
手紙によってH達と家族の間に見えない壁を置くことによって、争いは幾らかは和らぐであろう。

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