Hは心の中に腐敗を抱えている。
それが重たくて、冷静な思考もおぼつかないであろう。
それは、Hの相手のYにも言えることであるだろう。
二人が腐敗を抱えているのだから、Hの家族を納得させることはできない。
どのような問題も、その原因は自分自身にあるのだ。
そのため、自分自身を清めなければ、どのような問題も解決しないのである。
Hは問題を解決するのに必死であった。
その気持ちに、わたしは惜しみなく協力したいと思っていた。
表層には怒りや悲しみ、そして、もどかしさなどの安易な発想によって生み出された歪んだ感情があった。
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