このブログについて

自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2016年2月1日月曜日

追憶 1239

黒いチンパンジーはわたしに無反応を返した。
わたしなど、まるでそこにいないように踊り続けているのである。
わたしは少し腹を立てて、再び強く言葉を投げた。
すると、ピタリと踊りが止み、静寂が耳に聞こえた。

「これは、神の仕事である。手出しは許さん」

それは、無音の稲光であった。


0 件のコメント:

コメントを投稿