光の天秤 -自叙伝-
このブログについて
自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。
2016年2月13日土曜日
追憶 1251
それは、腰を下ろした直後のことであった。
目の前の景色が歪み、回転しているように見えた。
わたしは気分の悪さを感じ、その場を動けなくなってしまった。
瞼(まぶた)を閉じて安静にしていれば、良くなるだろうと踏んで、アスファルトの焼ける音と胸の鼓動に耳を傾けた。
瞼を閉じていても、視界は歪んでいるのが分かる。
脳の血管でも詰まったかも知れないと思い、わたしは死を意識した。
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