このブログについて

自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2016年2月15日月曜日

追憶 1253

わたしは母親に少し待つように告げた。
母親がその理由を尋(たず)ねたので、わたしはシャワーを浴びるためだと答えた。
揺れる身体を自宅まで運び、歪む視界のままでシャワーを浴びた。
その時に、わたしは生殖器が驚くほどに萎縮(いしゅく)していることに気が付いた。
今までに体験したことのない状態であったために、これは肉体にとっての緊急事態なのだという思いが高まった。
しかし、わたしの心は穏やかであった。
わたしが気にしていたのは、汗と飼料の匂(にお)いが他人にとって迷惑になるということだけだったのである。

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