光の天秤 -自叙伝-
このブログについて
自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。
2016年2月16日火曜日
追憶 1254
死に対する思いは常に頭に過(よぎ)っていた。
しかしながら、心の興味はそこにはなかったのである。
着替え終わると、救急車が到着した。
わたしはふらつく足を救急車へ向けた。
隊員に促(うなが)されて救急車へ乗り込み、そのまま横になった。
その頃には、ものを見るのが難しかったので、瞼を閉じたままで隊員に応答することにした。
隊員の声は遠くから聞こえてくるようである。
わたしは応答したが、その言葉は最低限にとどめた。
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