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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2014年11月8日土曜日

追憶 791

大天使ミカエルの言葉には、いつも包容力を感じる。
わたしは大きな愛に従って、Nを呼んだ。
目の前の座布団に小さな背中が腰を落ち着かせた。
それを見届けて、わたしは静かに瞼(まぶた)を下ろすのであった。
Nの思考や感情の中には黒い煙のようなものが見える。
光に闇が絡み付き、曇り空に顔を覗かせる太陽を連想させた。
黒い煙のようなものは不満や不安などの破滅的な意識である。
Nは14歳という年齢ではあるが、彼女なりの苦悩があるのだろう。
喜びとして処理することのできない意識は、破滅的な状態を得て、思考や感情などの心に残るのである。

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