すべてを話し終えた時、Nの心に何らかの変化が生じているような気がした。
	それが何なのかは分からなかったが、秋に地に落ちる種のようなものであるように思えた。
	まだ、認識することができるほどのものではないけれども、何かが生じる可能性を感じているのである。
	きっと、Nは意識的な世界に対して心を開き始めているのだ。
	自分自身で霊体験をした訳ではないが、わたしの行ったことを見て、何かしら感じるものがあったのではないだろうか?
	N自体も何かしらの感覚を受け取っている可能性はあるが、それは聞いていないので分からない。
	しかし、今日、Nは新たな世界への扉を開いたのである。
	
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