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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2013年10月30日水曜日

追憶 417

人の感情には形はないが、それが寄り集まれば形を成す。
塵(ちり)は目には映らないが、それも大量に積もれば山となるのである。
黒い煙のような破滅的な意識が塵であり、黒い顔のような破滅的な意識が山であると言えるのではないだろうか。
塵を吐き散らすのは簡単なことではあるが、山を動かすのは至難である。
人の行いが習慣となれば改善するのが難しいように、破滅的な意識が積み重なれば難しいのである。

黒い顔を眺めていると、わたしはどうしようもなく切なくなってきた。
ただ寂しく、ただ虚しいのである。
この心(顔)は何を生み出すのだろうか?
残念ながら、この心が良いものを生み出すことはないであろう。
ならば、ここで断ち切るのが道理である。

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