このブログについて

自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2013年10月12日土曜日

追憶 399

約束した日にMさんはやって来た。
Mさんはどこか恥ずかしそうにしていた。
わたしにはその意味が分からなかったが、彼女はわたしに心の中を覗かれ、自分という存在が知れてしまうのが照れ臭かったのかもしれない。
わたしは事前にMさんに対して、今のわたしができることを告げていた。
それは即ち、自分自身が何ができるのか分からないということであった。
Mさんに施すことが試験的な実験に過ぎないこと。
結果がどうなるか分からないというようなことである。
わたしは楽しみであったし、緊張もしていた。
わたしの力に興味があった母親も同席して、わたしはMさんの心に向かう実験を始めた。

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