わたしは土曜日の夜の、光の仕事を終えた後にNに会いに行った。
それは、夜中に出発することもあったが、わたしは毎回楽しく思っていた。
	Nも快く迎えてくれた。
	土曜日の夜に二人で寝て、日曜日の夕食までの時間を共に過ごす。
	わたしはその短い時間に、些細な幸せを感じていた。
	しかしながら、やはり眠れなかった。
	毎回、様々な霊的な存在が訪ねて来ては、わたしとNにしがみ付いてくる。
	わたしはそれを楽しいとは感じていたが、Nとの時間や体力が削かれるのを危惧(きぐ)しているところもあった。
	それは、Nとの時間を邪魔されたくないという自分勝手な考えが育っていたことと、車の運転をしなければならなかったからである。
	
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