このブログについて

自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2016年7月24日日曜日

追憶 1413

わたしは時が迫っていることを知っていた。
しかし、それを受け入れられずに愚かに足掻(あが)いていた。
受け入れなければならないことは分かっていたのだ。
しかしながら、わたしの過去がそれを拒んでいる。
わたしはどうして良いのか分からずに、下流へと流されていく落ち葉のように、流れに翻弄(ほんろう)されるだけであった。
話はここから半年前に遡(さかのぼ)る。

わたしたちの交際は5年を過ぎていた。
Nは高校を卒業し、春から専門学校で学ぶために松山市で一人暮らしを始めていた。
わたしたちは2kmの距離を100kmとしたのである。

0 件のコメント:

コメントを投稿