わたしはぼんやりと声を聞いた。
	「お願いがあるのです。多くの存在を助けなければなりません。Aにはその役目があります。Aはその力によって多くの存在に手を差し伸べることができるのです…」
	話を聞いていると、少しずつ意識が輪郭を取り戻そうとしていた。
	わたしは目の前の大きな光の中に千手観音を見た。
	それは、山のように大きく、たくさんの腕を持った女性?であり、ヒンドゥー教や仏教の千手観音(千手千眼観自在菩薩)に似ていた。
	わたしには他に思い当たるものはない。
	千手観音?からは癒しの波動のようなものを感じる。
	天使とは違うフィーリングである。
	
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