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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2015年12月22日火曜日

追憶 1198

Aは小学生の頃に苛(いじ)めにあっていたそうだ。
Aにはそれがネガティブな印象として残り、今でも当時の同級生が嫌いであるという。
全身が痺(しび)れた。
雷に打たれたことはないが、そんな感覚だった。
わたしは何も知らなかった。
Aは明るく、笑顔の絶えない女の子であった。
それは、表立った情報でしかなく、心の奥底には苦しみを抱えていたのである。
それで合点がいった。
すべての点が線によって結ばれた。
わたしの覚えた違和感、そして、心の中の黒い女の子、千手観音の存在…
それ等に対して、わたしは一人で納得した。

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