大天使ミカエル(霊的な存在たち)がわたしを唯物論から救い出してくれたように、千手観音はAを救い出そうとしているのであろう。
	Aの口から千手観音という言葉が出たことに、わたしは心底驚いた。
	それも、Aも忘れているほどの心の奥底にしまわれていた記憶である。
	わたしの見ているものは、強(あなが)ち間違ってはいないのだろう。
	恐らくは、妄想ではないはずだ。
	わたしとAの双方が確認したのであるから、千手観音(のようなもの)は存在しているはずである。
	その時、唐突(とうとつ)にAが話を始めた。
	
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