光の天秤 -自叙伝-
このブログについて
自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。
2015年12月18日金曜日
追憶 1194
トンネルを幾つか越えて、空を見上げた時にそこに大きな何かが浮かんでいることに気が付いた。
それが千手観音であったのである。
それは、山よりも高く、雲よりも大きかった。
神々しく輝き、幼心に美しいと感じた。
幼心には、それが違和感としては映らない。
残念ながら、その時にそれをAが家族に話したどうかは忘れてしまった。
しかし、話したところで他の誰の目にも映らなかったであろう。
千手観音はきっと、Aに対して見せたのである。
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