蜂を敵と思えば、報復(ほうふく)が心を支配してしまう。
刺されたのは、蜂のせいだと思い込めば、その矛盾(むじゅん)から争わなければならないのだ。
蜂と戦えば、更に刺されてしまう。
争いは、心の状態を悪化させてしまうのである。
心の状態が悪化すれば、豊かさを保つことなど出来ない。
それでは、辛いだけなのである。
蜂に刺されたのは、自分の責任であると考える人は、それ以上に争いを展開することがない。
人生の責任を負うことの出来る人は、争いを自分の内で完結することが出来るのである。
争いを終わらせることの出来る人は、争いによって心の状態を悪化させることがないのである。
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