やはり、それも楽だからである。
宗教儀式を行うだけで救われるというのであれば、これほどに楽なことはないだろう。
多くの人が宗教儀式に携わるのは、そのような思い込みを所有しているからだ。
残念ながら、人生はそんなに簡単なものではないようである。
人は、それぞれの課題と学びを以(もっ)て生まれる。
結果として、人は、それぞれが別のことをしなければならないのだ。
同じことをして人生が完成するのであれば、世の中に悩みなど存在しないのである。
それぞれが別のことをしなければならないから悩んでいるのだ。
それぞれが別のことをしなければならないから苦しんでいるのである。
今日(こんにち)の宗教は、その苦しみに背を向けているように思える。
わたしには、それで良いとは思えないのである。
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