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自身の体験をつづりたいと思います。
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2019年2月13日水曜日

追憶 2320

多くの人に支持されているものに価値を見出すのであれば、北野たけしさん(ビートたけし)の"赤信号みんなで渡れば怖くない"という言葉が現実味を帯びてしまうだろう。
一人の時に赤信号で道を渡る人は少ない。
周囲に歩行者も交通車両もいない真夜中の赤信号でさえ、自動車を運転している大抵の人が律儀(りちぎ)に停車するだろう。
それは、赤信号で道を渡るリスクを想像することが出来るからだ。
そのようなことは、子どもでも理解することが出来る。
しかしながら、仲間が増えることによって、人は冷静さを失ってしまう。
赤信号であっても、皆と一緒であれば大丈夫だという何の根拠もない自信を抱いてしまうのである。
以前に、都内の交差点において、歩行者がサイレンを鳴らしている救急車に対して道を譲らなかったという動画を見たことがあったが、集団心理というものは、ここまで人の愚かさを炙(あぶ)り出すものかと考えさせられたことがある。

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