しかしながら、彼等は死後に苦しんでいるのである。
欲に根差した宗教指導者も、死後には同じ道を辿(たど)ることになる。
わたし達は、与えられたもので満足しなければならない。
与えられるよりも多くを欲するのは、罪深いことであると知らなければならないだろう。
残念ながら、人の世には誤解が蔓延(まんえん)している。
今日(こんにち)の宗教も、誤解の塊(かたまり)なのである。
宗教儀式では、人は何も変わらない。
宗教儀式によって人が変わるというのであれば、半世紀以上も信仰を守っている老女が、心を汚して苦しんでいるはずはなく、僧侶や修験者の霊が、暗闇の中を彷徨(さまよ)っているはずもないのである。
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