気分は最悪であった。
吐き気と眩暈(げんうん)と憂鬱(ゆううつ)が同時に襲ってくるのである。
わたしはこの状態を苦しいとしか思えなかった。
「後には大きな喜びがある」
その時、わたしの頭の中に大天使ミカエルの声が響いた。
それは、礼拝堂の鐘のように優美な響きであった。
わたしはその美しい響きの言葉を素直に信じることができた。
わたしが恐ることなど何もないのである。
わたしは、わたしにできることを一生懸命にするだけなのだ。
結果がどうなるのか分からないのに、それをあれこれ考えても無駄であろう。
気苦労が増すだけで、何も良いことはない。
わたしは苦しいと思うことをやめた。
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