光の天秤 -自叙伝-
このブログについて
自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。
2014年4月20日日曜日
追憶 589
わたしは嬉しくなって、彼女に微笑みかけた。
彼女も嬉しくなったのか、微笑み返してきた。
その瞳には既に涙はなかった。
何かを決意したような力強い瞳であったのだ。
その時、天から光が射し、それが女性の頬に当たった。
彼女は振り向いて天を仰ぎ見た。
「あれは…」
彼女がそうつぶやく。
わたしはただその光が美しいと思っていた。
彼女が振り向いてわたしを見た。
その表情は何かを悟ったように穏やかであり、尚且つ力強いものであった。
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