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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2014年4月14日月曜日

追憶 583

光の杭が薄い胸に突き刺さると、彼女は口から黒い煙のような破滅的な意識を吐き出した。
これによって、彼女の心の中からは闇が完全に消えたに違いない。
生前に何があったのかは分からなかったが、今はそれによって思い煩(わずら)うことはないであろう。
苦悩がなければ、人は人生の歩みを進めることができる。
わたしは霊と関わるようになって、死が人の道の終わりではないということを理解した。
人は命を手放した後に霊体となる。
一般論での命というものは、肉体のことを指し示しているとわたしは考えている。
肉体が滅びることを命が失われると解釈し、そう言っているのだろう。

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