光の天秤 -自叙伝-
このブログについて
自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。
2014年4月10日木曜日
追憶 579
わたしが黒い煙のような破滅的な意識を吐き出すに従って、霊からは闇が取り除かれていった。
破滅的な意識が取り除かれるのと比例して、わたしは気分が楽になるのを感じていた。
それはとても素敵なことである。
わたしは喜びが少しずつ大きくなっていくのを感じた。
霊の闇が薄まると、その姿が変化し始める。
全身が黒い姿であった霊は、その奥に肌色を覗かせていた。
わたしにはそれが顔であると思えた。
そして、顔が黒い髪の毛の中に埋れているのだと確信したのである。
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