このブログについて

自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2014年2月14日金曜日

追憶 524

理由は優しいからである。
わたしは優しさに安心し、満たされているのであった。
これは幸福というものであろう。
今のわたしは何も持っていない。
お金も、車も、宝石も、家も、家族も、友人も、仕事も、食料も…
今のわたしは普段わたしが思い付く何によっても幸福を感じていない。
わたしに幸福感を感じさせているのは、ただ優しい気持ちなのである。
わたしはお金や家などの所有物を否定しているのではない。
所有物が不足しているなら、それを補うことに精一杯であり、そのような状態では幸福を感じることはできないだろう。
所有物が十分な状態であるなら、人はとりあえずの安心を覚えるだろう。
そして、その安心を土台として優しい気持ちという種を蒔けば、やがて幸福という木が育つのである。



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