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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2014年2月13日木曜日

追憶 523

頭上に輝く光は、自然界に存在している光とは様子が違って見えた。
それは直線ではなく、陽炎(かげろう)のようにゆらゆらと優しく輝くのである。
金色の炎が円形に揺らいでいるようであった。
それは、印象派の絵画のように朗らかで光に満ちているものであった。
その時、わたしは優しい気持ちによって満たされていることに気が付いた。
それは、わたし自身が優しい気持ちに抱かれているからである。
頭上に輝く光からは、暖かで優しい気持ちが降り注いでいるのだ。
それがわたしの周囲を固めているのである。
それは、春の兆(きざ)しのように生命力に溢れる力であった。


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