光の天秤 -自叙伝-
このブログについて
自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。
2013年12月9日月曜日
追憶 457
それでも進み続けていると、前方に女性だと思われる人の姿をした影が立っているのが見えた。
暗闇の中にある人影なので、それはかろうじて認識することができるような状態である。
しかしながら、わたしは人がいるという状況に対して微かな嬉しさを感じた。
歩みを進めるに従って人影の輪郭が鮮明になってくる。
そして、人影の前に辿り着いた時、わたしは驚愕(きょうがく)した。
そこには怒りの感情を露わにした女が立っていたのである。
女は憎しみを絞り出すかのように歪んだ表情を見せていた。
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