わたしはどこへ向かって歩んでいるのだろう?
わたしはどこに辿り着き、そこで何を得るのか知りたかった。
わたしは惰性的に、何かに急かされるようにして道を進んでいるが、これは自発的な意思ではない。
決して、歩みたくて歩んでいる訳ではなかった。
熱意を以て歩み始めたは良いが、今ではそこに熱意が感じられないような感覚がある。
この時、わたしは景気の良い時代に建設された山中の廃ホテルを思い出していた。
それは、経済の勢いによって建設されたが、計画性が無い為に経営が成り立たなかったことを彷彿(ほうふつ)とさせる。
実際にはその他の様々な理由があると思うのだが、単純に考えるとそのような推測が生じるのである。
わたしが進んでいる道は、山中の廃ホテルのように滅亡へと向かう道であるような気がしてならないのである。
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