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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2013年12月5日木曜日

追憶 453

目の前には黒くて粘り気のある気体のようであり、液体のようなものが浮いている。
これは、彼女の心の中に存在している破滅的な意識、即ちこれまでに抱えた悩みなどの苦しみの感情である。
目の前に存在している破滅的な意識が、どのようなことを意味し、どのようなことを伝えるのかは、それに触れてからのことである。
わたしは何気無く、目の前に浮遊している破滅的な意識に対して手を伸ばした。
すると、車酔いのような感覚が迫り、目眩(めまい)と吐き気に強襲された。
わたしはとても不愉快な気分になった。
それは一瞬のことである。
わたしの感情は一気に乱れ、そして崩れた。

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