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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2013年12月10日火曜日

追憶 458

女は独り言のように「許せない…」と繰り返している。
どうやら、女の眼中にわたしの姿は無いようである。
女の歪んだ心からは執着が感じ取れた。
何かに対しての怒りの感情が溢れている。
女は何か気に食わないことを抱えているのだろう。
わたしはこの時、この女が道を塞いでいては先に進むことはできないと考えていた。
進みたくない道にもかかわらず。
きっと、わたしの感覚は麻痺していたのだと思う。
ずっと進んできた道であるため、それがいつの間にかに習慣となり、無意識の内に心地の好いものになっていたのかもしれない。

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