しかしながら、宗教に縋ることでは、問題は解決しないだろう。
なぜなら、お互いの傷を舐め合う集団だからである。
慰め合うことは、偏見と誤解を強化してしまうのだ。
人は、自分に都合の良い集団に縋る。
それは、自分の願いを叶えてもらおうと考えるからである。
自分の思想に近く、居心地の良い集団を好むのだ。
それが悪いということではないが、自己を正当化するのには都合の良い条件が整ってしまうために、歪みは強くなってしまうのである。
宗教に縋る人の多くは、自己を磨いていると思っているだろうが、実際には自我を強化しているのである。
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