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自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。

2018年12月12日水曜日

追憶 2257

そのために、わたしは老女の話を聞いているのだが、ある程度のところで、それを否定しなければならなかった。
わたしは老女の考え方を否定したくはない。
すべてを肯定(こうてい)することが出来れば、どれだけ気楽だろう。
頷(うなず)くだけで良いのならば、辛くはないだろう。
しかしながら、それでは老女の誤解を促(うなが)してしまうのである。
わたしは、老女を暗闇の中に閉じ込めるために来たのではない。
わたしは、老女を光へと導くために来たのだ。
そのためには、老女の考え方を否定し、新たな考え方を提案しなければならないのである。

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