始まったものは、終わらなければならない。
この世界には、永遠は存在しないだろう。
すべては変化の中に存在しているのである。
始まりはいつも突然に生じ、終わりもいつも唐突(とうとつ)に訪(おとず)れる。
人には、物事の始まりと終わりを制御する力は与えられていない。
人は誰もが、物事の始まりと終わりを黙って観察しなければならないのである。
物事の始まりと終わりの前では、人はそれを見守ることが義務付けられているのだろう。
しかしながら、その中でも心の自由だけは奪われてはいない。
物事の始まりと終わりに対して、どのような心でそれを迎えるのかは、人に与えられた最大の権利なのである。
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