歪んだ感情は、歪んだ状況を導く。
彼等が炎に焼かれて苦しんでいるのは、その心が歪んでいたからであろう。
しかしながら、彼等が悪人であったかといえば、そうではないだろう。
恐らく、彼等は”普通”の人達である。
信条に偏りはあったであろうが、良心的な人達であったに違いない。
それは、炎に焼かれている老女が、友人の義理の母だと思えるからである。
葬儀には、たくさんの人達が参列している。
このような人が悪人であると考えるのには無理がある。
友人の義理の母が良心的な人物であったが故(ゆえ)に、多くの人達が見送りに出向いているのである。
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