光の天秤 -自叙伝-
このブログについて
自身の体験をつづりたいと思います。
拙い文章ではありますが、お暇ならお付き合いください。
2017年9月15日金曜日
追憶 1804
老女と悲鳴の中で、少しずつ身体と心の制御が失われていく。
わたしは鉛となって深い海の底へ沈んでいくような感覚を得た。
これは、恐怖の感情を引き起こすには十分である。
老女は、強い恐怖に溺れたのであろう。
わたしは老女の強い恐怖心と共に沈んでいくのであった。
黒い人影達も、同じように恐れたに違いない。
生前も死後も、人の道を分けるのは、恐怖心であるということなのだろう。
老女と黒い人影達は、恐れたのである。
そのために、苦しみの道を進んだのだ。
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