それから、時間を見付けて山に向かった。
	
	それは、約束を果たすためであった。
	わたしは自分自身に対して、そして、白い象に対して山の清掃活動を約束していたのである。
	今回はゴミを持ち帰るために車で向かうことにした。
	通行の邪魔にならない場所に停車して、白い象に出会った渓谷まで歩いた。
	歩いてみると、想像以上にゴミが捨てられていた。
	ジュースの缶やペットボトル、弁当のケースやお菓子の袋、強いてはテレビなどの家電製品、そして、用途が不明な道具のようなものまで捨てられている。
	バイクや車で走行している時には気が付かない。
	それ等は、一段下の目立たない草むらに捨てられているのである。
	人の目が届かないところに人の本性が現れる。
	日本人もまだまだ成長が必要である。
	
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