とは言え、わたしもアニミズムを意識して育った訳ではない。
幼少の頃から自然の生き物達と共に暮らしてはきたが、それを大切に思うことはなかった。
ただ、幼心に楽しいという気持ちによって接してきただけであり、思春期を迎える頃には、それが嫌いで仕方なかった。
わたしがアニミズムを意識し始めたのは、霊的な存在に興味を持ったことに由来している。
人の形をした霊が入り口となり、徐々にアニミズムに至ったのだと思える。
わたしはアニミズムを合理的な思想だと思っている。
霊的な存在を意識するまでは、自然環境のことなど考えたこともなかった。
しかしながら、霊的な存在を意識することによって、生き物(動植物や微生物など)のことを意識するようになり、土や水や風や陽などの無機物(厳密には違うだろうが)のことも意識するようになったのである。
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