とはいえ、意識の段階を登れば、別の種類の苦悩に会わなければならない。
それは、人が人である以上は、未熟を生きなければならないからである。
多くの人は、成長することによって苦悩を避けることが出来ると考えているだろう。
しかしながら、人がどれだけ成長しようとも、苦悩を避けることは出来ないということを理解しなければならないのだ。
子どもの頃の苦悩は、大人になった時には消え去っている。
多くの人は、成長した時には、過去の苦悩を克服しているものである。
しかしながら、大人には大人の苦悩が存在する。
子どもの頃には思い付きもしなかった苦悩が、大人になった時には目の前に存在しているのである。
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