人が意識の段階を登るためには、現状を受け入れなければならない。
センダングサを手放すためには、洋服に付着したセンダングサの種子と向き合い、それを取り除かなければならないのである。
指に刺さった棘(とげ)の痛みは大したことはないが、その痛みが続くことには耐えられないのである。
棘の痛みに耐えられなくなった時、人は棘を抜く。
同じことの繰り返しは、人の精神を疲弊(ひへい)させてしまうのだ。
繰り返しに耐えられる人はいないだろう。
意識の段階を登ることがなければ、人は苦悩を生きなければならないのである。
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