気が付くと、わたしは彼女の背中を眺めていた。
	”仕事”に区切りがついたのであろう。
	わたしは心を整えて、天の意思を待った。
	天の意思は、わたしの内側からやって来る。
	それに従って、わたしは彼女の中で体験したことを話して聞かせた。
	相槌(あいづち)を打つ彼女には思い当たる部分があるようであった。
	話している間も、わたしにはもう一つの働き掛けがあった。
	わたしと彼女の会話に割り込むようにして、第三者が話し掛けてくるような感覚である。
	それは、わたしの中で徐々に大きさを増していくのであった。
	
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